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【読んでみた】GRIT/やり抜く力の感想、3000文字超の感想文、笑

今回はバカ売れ本の GRITやり抜く力 を今更ながら読んでみました。口コミ等をみてみると自己啓発本としては素晴らしい!といった意見が多数で評判は上々です。日本でもすでに25万部売れているようで米国・日本ともにベストセラーになっています。

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実際に読んでみてこの本は『良い!』と思ったので中毒なりに解説していきます。

 

 

まとめ

 

1章 やり抜く力の秘密

筆者は心理学者でアンジェラ・ダックワースという女性。本の題名にもなっているやり抜く力について才能とは無関係であることを科学的に証明している。科学的と書いたが難しいことをやっているわけではなくて、やり抜く力を(グリッドスケール)アンケート形式でスコア化していく。それを軍隊の除隊率や営業職の離職率、英語の世界大会の成績順との相関といったもので如何にこのやり抜く力が大切かを語っている。

 

2章 才能では成功できない

世間一般に『努力』『才能』の2つを天秤にかけると表向きには努力>才能と答える人が多数だが、実際におなじプレゼンをして一方がとても努力家、一方が天才というバイアスを加えると天才のほうに票がいく。人は本能的には才能>努力と思っているかもしれないということ。ただし、才能を数値化、日本だとTOEICの点数等あるがそういったたぐいのスコアは実はあてにならないかもしれないという話

 

3章 努力と才能の達成の方程式

自分にはない遥か上の力を見せつけられた時、人はどう思うか?【才能→達成】というふうにとてつもない才能があるからこの人は凄いんだとおもうらしい。しかしこれはそう考えるとは無意識のうちに楽だから。才能と決めつけてしまえばそこの努力をすっとばせるから。筆者は達成までに実は2段階あると展開している【才能×努力=スキル×努力=達成】いくら才能があっても努力をしなければスキルにならず、このスキルは努力によって達成につながるというもの。才能も大事だがそこには2段階の努力が必要という理論。うん、納得

 

4章 あなたはやり抜く力がどれだけあるか?

実際にグリットスコアを10の設問でスコア化できる。以下添付。やり方は簡単で10の設問の合計を×0.1したものがグリットスコア。欧米人の平均が3.9のようで中毒は2.4でした( ^ω^ )オワタ、ちなみに2.4は下位20%のよう。これが高い人はこの本は必要ないかもしれません。5章以下はこのやり抜く力を鍛える方法等を紹介してくれます。あとそのやり抜く力は明確な目標があってこそ成り立つと定義していて、一つの大きな目標とそれに繋がる中期的そして短期的な目標を設定し繋げることが大事だと図式化して紹介されています。

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5章 やり抜く力はのばせる

やり抜く力は遺伝(もって生まれたもの)のどれくらい影響するのか?答えはある程度影響するだそうです。ただしもっとも強く関連するのはその人が生まれた時代環境と年齢に比例するだそうです。このやり抜く力は興味、練習、目的、希望の4つの要素が大事でこれは意識/鍛錬によって向上することが可能のようです

 

6章 興味を結びつける

この章を一言で表現すると好きなことじゃなければ努力できないです笑、元も子もないじゃないかと思いますが、本質はこういうことです。だから小さい頃から(自分の子供に対して)多くのものに触れてまずは一番興味をもったものを突き詰めていくのが良いとのこと。仕事もこれだったら興味をもってできると探しまずは楽しむことが大事だと書かれています。

 

7章 成功する練習の法則

やり抜く力の主な利点は『やるべきことに長時間取り組めること』と言っている。やるべきことに関してこの本では意図的な練習と比喩されており少し解説すると、明確に定義されたストレッチ目標を設定し集中と努力でそれを行い、何がダメだったかフィードバックし反省と改良を目指すというもの。目標がない練習を行っていても上達が遅く、やり抜く力があったとしても無駄になってしまうということ。そしてこの意図的な練習は1日10時間もできるものではなくせいぜい数時間という点。それを習慣化していくのが達成への近道だと述べている。

 

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8章 目的を見出す

この章の副題は-鉄人は必ず他者を目的にする-です。この一言で片付けられるのだが、少し解説。人は快楽に対して従順な生き物であるということ。しかしグリットスコアでこの快楽に対して調査するとグリットスコアの高低に関わらず快楽のスコアは一定だった。目的意識が高い人はグリットスコアが高い。快楽と目的は相関しないということ。何にしても社会のため、人のためがつく目的はやり抜く確率があがるらしい。レンガ職人にある質問をした。何をしているんですか?1レンガを積んでいるんだよ、2教会をつくっている3歴史に残る大聖堂を造っているんだ、3を回答した人がやり抜く力が強いようで、どんな職種でもその仕事、やっていることを天職だと思っている割合は変わらずそう思っているひとのほうがよりやり抜くらしい。自分のことしか考えていない中毒はこの章は頭ではわかっているが納得できなかった笑

 

9章 この希望が背中を押す

この章では希望のことを楽観主義と置き換えています。少し衝撃をうけた文面としては無力感をもたらすのは苦痛そのものではなく苦痛を回避することができないと思うことという一文、じゃあそのためにはどうすれば良いか?楽観的になれば良いということです。テストがあります→人から頼まれた仕事があり終わりません。原因は何でしょう?自分に能力がないからと答えた方は悲観主義、効率が悪かったなどその他の原因を答えた方は楽観主義のようです。中毒は楽観主義でした。予想どおり。。笑、その楽観主義を続けるためには自分一人ではなく誰かの応援助けも時には必要だと述べられています。

 

10章 やり抜く力をのばす効果的な方法

筆者が女性でお子さんもいるからだと思うが、子育てとやり抜く力を中心に書かれている。あとはこのやり抜く力が子供の頃の親の教育の仕方と深く関連しており、厳しいが全力で応援、アドバイスすることが大事だと書かれている。ただしやり抜く力をもった人全員がそいった親、教育をされていたわけではないがその傾向があり、親がだめでも育っていく過程に影響力のある人に出会っているケースも多いという。

 

11章 課外活動を絶対にすべし

ここでいう課外活動とは子供のときの部活のことを指しています。部活をして尚且つそれを数年以上続けた子のほうがやり抜く力は高い、まぁ当たり前かな?と思いますが笑、やり抜いたことでそれが経験となりさらに強くなるようです。

 

12章 まわりのやり抜く力を伸ばしてもらう

何かをやり抜くことでとても難易度が高いのは自分一人でなんとかやろうとすること、一方難易度が低いのはそういった環境に入ることと述べられています。仕事でいうとそういった意識の高い会社、もしくは集団(部署・チーム)になってくると思います。結局ひとは一人では快楽のほうにいってしまうんでしょう笑、今の中毒がそれです。孤独

 

13章 最後に

人が人を評価する上で一番大事なのは道徳性でやり抜く力が人生のすべてではない。生きる上で必要な要素の一つだと述べている。人生の幸福度とグリット力は相関する。それならばグリット力をもっと伸ばしたほうがいいやん!と思うのは中毒だけではないはず。このやり抜く力が強すぎて困ることはないのだから。

 

3000文字の紹介文になってしまいました。これ以上書きません笑、良本でした。

 

GRITやり抜く力 を読むのにおすすめの人

・やり抜く力が低かった人!まずは読むことでやる気が出ます

・人生につかれた、仕事に疲れた、恋に疲れた、希望がない人。

・小さな子供がいて教育方針を考えている親御様